ミニマリストの夏はエアコンも扇風機も必要ない。必要なモノはすでにある

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夏はエアコンのかけすぎで電気代が高くなる…。
少しでもお得に部屋を涼しくする工夫はない?

という少しでも公共料金を抑えたいと考えている方。また、まだまだミニマル生活に貪欲な方に役に立つミニマリストがここ最近で取り入れたライフハックをご紹介します。

 

こんにちは、
97年生まれの「です。

259個のアイテムと4.5畳部屋で豊かに暮らしているミニマリストブロガーです。
ミニマリストに関する記事を中心に色々なことをお伝えしています。
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ミニマリストエアコン

 

今回紹介するのはエアコンと扇風機を使わず、部屋を涼しくする方法です。

エアコンも扇風機も使用せず、節約をしながら、涼しい部屋を作ることができたら最高ですよね。月々の浮いた電気代でちょっとの贅沢ができますし。

そんな嬉しい結果が待ってる方法は実際にどんな「条件」とどんな「モノ」が必要で、どのような工夫があるのかを紹介していきます。

GOOD

少しでも安く、涼しい夏を送るために知っておいて損はないミニマリスト流ライフハックです。

夏にエアコンも扇風機も必要ない部屋の条件

エアコンや扇風機を使わずして、どうやって部屋の温度を下げて涼しくすることができるのか。

そして、その涼しい部屋を保ためにどんなモノを買えばいいのか。

 

結論から申し上げますと、何も要りません。なにも買いません。

 

ただ、必要な条件があります。

必要な条件

部屋が1R(もしくは1K)のようにキッチンと居住空間がひと続きになるような部屋

以上がエアコンも扇風機もいらない部屋にする条件になります。

実際にこの条件でどんな工夫が必要なのかを解説していきます。

ミニマリストがやっている「涼しい部屋」の工夫

夏にエアコンも扇風機も必要ない部屋にするための方法は次の通りです。

  1. STEP

    キッチンの換気扇をON

  2. STEP

    部屋の窓を『小さく』開く

たった、これだけです。

 

これだけで、部屋の温度を下げて快適な空間を作ることができます。

果たしてこれだけの工夫がなぜ、部屋を涼しくできるのか詳しく解説していきます。

 

 

涼しい部屋のメカニズム

キッチンの換気扇をつけて、窓を少しだけ開けるだけで涼しい部屋を作ることができる。これを理解するためには、物理学の法則の考え方が必要になります。

ベルヌーイの法則というものです。

ここでは詳しくベルヌーイの法則について数式を使って説明はしません。「プレーリードッグ」と呼ばれる小動物の天才的な住空間づくりを例にとって、涼しい住環境が作られるメカニズムを解説していこうと思います。

天才的な動物 -プレーリードッグ-

プレーリードッグの法則

北米に生息する小さな動物が涼しい住環境を作るためのヒントをくれます。プレーリードッグの生態や体の形ではなく、彼らが作る「巣の形」に大切なヒントがあります。

彼らが作る巣穴は一方の入り口は高く土を盛り、他方は低く作られています

プレーリードッグの法則

高く盛られた土の上を通り過ぎる風は、上に押し上げられ、風速が上がります(図①)。

それによって、その穴付近の圧力は低くなります。そして2つの出入り口に圧力差が発生します(図②)。

圧力の差によって空気が効率的に流れるようなり、巣穴の中に風を引き込んでいきます(図③)。

プレーリードッグはこのような巣の構造を自ら作り、巣の中の換気機能を自然に生み出しているそうです。

ポイント

・一方の空気の入り口で風の動きを作る

・圧力差

天才すぎる

小動物から学ぶ涼しい住環境のしくみ

小さな天才から涼しい住環境ができる仕組みを学びました。

これの応用が先にお伝えした方法「換気扇×窓の解放」です。

詳しく解説していきます。

 

下の図のように部屋の上部は暖かい空気が滞り、反対に低い位置ほど涼しい空気がたまります。(火事の時に煙が上へ上へあがるのと同じ理論)この上部の空気を外に逃がすことで、部屋の温度は下がるはずです。

ミニマリストエアコンなし

さて、上部に溜まった暖かい空気を外へ逃がすには「空気の流れ・動き」が必要です。

空気の動きを作るためにはプレーリードッグの巣の例でいう、「風速が上がる」が必要でした。これによって、

  1. STEP

    空気の圧力が変わる

  2. STEP

    空気の出入り口で圧力の差が生まれる

  3. STEP

    空気の流れが発生する

ということが成り立ちました。

なので、最初に必要な「風速を上がる」を作ります。

ミニマリストエアコンなし

風速が無であった部屋の上部で空気を動かし、「0」だった風速を「1」に変えます。そうすることで部屋全体に空気の圧力の差が生まれ、空気の流れが発生します。

風速が無であった部屋の上部の空気を動かすための装置が「換気扇」。そして、他方の空気の入り口が「小さく開けた窓」ということになります。

これで、エアコンと扇風機要らずの涼しい空間を作りだせます。

なぜ『小さく』窓を開けるのか?

この答えは「ベルヌーイの法則」の数式を解説しなければならないので、割愛します。

簡単に説明しておきますと空気の出入口の大きさの「差」が大切だからです…。

ベルヌーイの法則

詳しく知りたい方は下の記事がわかりやすいかと思います。

エアコンと換気扇 24時間対決

エアコンや扇風機も使わずに涼しい部屋を作る方法で、電気代の節約ができると話してきました。果たしてエアコンよりも換気扇を使用するほうがお財布に優しいといえるのでしょうか

これが割に合わないとダメですよね

 

東京電力のスタンダードプランの場合、121kWh~300kWh使用時、1kWhの料金が約26円。1W当たり0.026円という計算をもとに考えます。

エアコンの消費電力は環境的な要因がそれぞれありますが、一般的な一人暮らしの部屋についている6畳タイプの冷房能力で換算すると1時間当たり約500w。一方キッチンの換気扇はトイレや浴室の換気扇に比べて消費電力は高いものの、1時間あたり30w程度です。

ミニマリストの夏

電気代の換算して差は一目瞭然。一日でこれだけの違いがあります。

参考記事

 

【まとめ】ミニマリストがやっている「涼しい部屋」の工夫

今回紹介した「涼しい部屋を作るための工夫」は以前、会社の同僚が部屋に遊びに来たときに「こうすれば、嫌なエアコンの風を浴びずに涼しく保てる」と教えてくれた方法です。

数週間試してみて、ここ最近の暑さをしのげているので「これは良い!」と思って、理論を調べて記事にしてみました。

倒れそうなくらい暑い日にはエアコンをつけるつもりですが、その時までは紹介してきた方法で涼しい部屋を作りたいと思います。

 


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ぜひ、ほかの記事も覗いていってください。

 

 

続けて読みたい記事①

ミニマリスト「僕」が持っているモノの全て

続けて読みたい記事②

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