【デザイナーインタビュー】A WillFUL BOYが「あなた」に届けたい想い

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この記事は、
「わがままと遊び心」をテーマにアイテムを展開する A WillFUL BOY(ア ウィルフル ボーイ)の創設者のお二人にブランドの今と今後の展望について伺ったインタビュー記事です。

A WillFUL BOYロゴ

A WILLFUL BOYの二人

 

私たちはA WILLFUL BOY

決められた形や色にはなりたくない。
好きなように形や色を変えていきたい。
大人だけど、そんな自分達のわがままに素直でいたいから。

この想いをモノ=リアルへ。

 

ブランドは2021年8月に立ち上げられたばかり、

これからブランドを1から作り上げていく創業期の段階。

日夜アウトプットに忙しい日々を送られている創業者のkotchanさん、yocchiさんのお2人にインタビューさせていただく機会を設けて頂きました。

 

A WILLFUL BOY創業者

 

インタビューの中でお聞きできたブランド創設の背景やバックグラウンド、今後のアイテム展開についてお2人に根掘り葉掘り伺えましたので、掲載していきます。

インタビュアーの僕自身も驚く内容、学びの多い記事となり、モノづくりの楽しさ難しさも感じることができる内容となっています。

 

A WillFUL BOYのアイテムを購入することを考えている方、
そして若い年代の方が新しくビジネスを始めることに対して関心がある方は必見です。

 

インタビュー:A WillFUL BOYの「今とこれから」

以下、2021年9月24日 A WillFUL BOY 創設者のkotchanさん、yocchiさんに直接インタビューを行った内容

 

よろしくお願いいたします!
よろしくお願いいたします!
kotchan さんkotchan さん
よろしくお願いいたします!
yocchi さんyocchi さん

 

Topic1 WillFUL BOYの原点と発起

では早速ですが、この度立ち上げられたA WillFUL BOYのブランドの背景について深堀りしていきますね。

どのようなバックグラウンドがあってこのブランドを立ち上げたのですか?

 

私たちの学生時代のやってきたことや考え方がかなり関係してきますね。
yocchi さんyocchi さん

 

ほう、詳しく…。

お二人がやってきたこと

私たちの出会いは中学の時です。
お互い部活も違うし、同じクラスではなかったのですが、共通の友人とのつながりもあって知り合いました。

話していることも、好きなことも、一緒。お互いに同じセンス・感覚を持っていて、ずっと仲良くしていました。好きな写真や画像を私たちのスタイルでコラージュしたり、贈り物やプレゼントも自作することがすごい思い出に残っています。

yocchi さんyocchi さん

 

このブランドの原点になっているかもしれませんね。

僕は学生の時に「コラージュ」なんて美術の授業でやるだけでプライベートですることではなかったですよ(笑)

 

あるとき友人のプレゼントとしてTシャツを作成したんです。
それをしたときに『モノづくりってやっぱり楽しい!』っていう実感が改めて沸いたんです。それからずっと「モノづくり」に興味を持ち続けました。

中学の卒業後はお互い違う高校・大学を進学しましたが、それでも定期的に好きなことや服の話、トレンドの話をしていました。

kotchan さんkotchan さん

 

高校も大学も別だったんですね。
大学を卒業した今、なぜお二人で「モノづくり」を本格的に始めたのかが気になりますね。

 

“世界の「あなた」×「わたし」賞賛”

私たち各々で海外留学を経験したんです。
その時に感じたこと、見たもの、聞いたもの、すべてが私たちが今住んでいる日本とは違って…。ふと思ったことがあるんです。

日本のように、同じような服装で、同じ意見を発して、同じような道をみんなで一緒に進んでいくってなんか息苦しんじゃないかな

って。

海外では奇抜なファッションも、道端で急にダンスをしたりすることも賞賛してくれる文化がありますよね。
あなた」と「わたし」をしっかり認めて、気づいて、一人一人がアイデンティティと誇りをもって生きている姿に魅力を感じたんです。

国は違えど、そういった「あなた」や「わたし」を賞賛して、共感したら「わたし」も「あなた」が好きって言えるすばらしさをほんとに感じたんです。

この日本でも簡単にできると思ったんです。

yocchi さんyocchi さん

 

それもお互いに全く同じことを思って帰国してね(笑)
kotchan さんkotchan さん

 

すごくシンプルなことですけど、生きる上での「」な気がします。

 

それで私たちが同じく想っていることをカタチにしようって二人で決めました。
yocchi さんyocchi さん

 

遊びから販売へ。そして、スキルと学び

その想っていることをカタチにしようと決めたことで改めて「モノづくり」にチャレンジしたんですね。

 

同い年の友人たちが就職活動をスタートしているなかで、月に1,2回会って遊び感覚でアイテム制作をし始めました。
yocchi さんyocchi さん

 

『就活始める?』って聞いて、『なんか違くない?』って言い合ったのも笑いました(笑)
kotchan さんkotchan さん

 

それも一致したんですね(笑)
その遊び感覚で作成したアイテム第1弾がTシャツ「MARU TEE」ですか?

 

いや、実は第1弾はTシャツではなく、トレーナーだったんです。
これがまた問題でして…。
yocchi さんyocchi さん

 

問題?!

 

イラストやデザインを作成してみて生地にプリントして、いざカタチにしてみたら、何か違ったんですよ。
yocchi さんyocchi さん

 

ほう、どう思ったんですか?

 

作った私たちですら欲しいと思わない。ってくらいで…。
yocchi さんyocchi さん

 

第0作目となるトレーナーのサンプルとラフ画

 

デザインを紙やiPadに描きおこせたのですが、デジタルなデータにしたときにきれいに見えない。ラフに描いたイメージをカタチにすることの難しさを痛感したんです…。

本当に私たちが納得いくアイテムにするにはデザインソフトやデザインスキルを磨いていかないと私たちのイメージに近づくことができないってその時気づきました。

yocchi さんyocchi さん

 

二人でデザインスキルを磨いてきたという

 

だから、必死にAdobeソフトを勉強しまくりましたね。ほんとにつらかったです…(笑)
でも、ほんとに良いもの、納得のいくものを作りたいと思えたので必死に頑張りました。
yocchi さんyocchi さん

 

目的が見えて、それを達成するときの手段が見つかったら勢いが増しますよね。

 

それから本気で活動をはじめて、次に作るものは販売してみようと思ったんです。
kotchan さんkotchan さん

 

なるほど、それで今回の「MARU TEE」が生み出されるわけですね!

 

 

Topic2「MARU TEE」

 

MARU TEE

第1弾のアイテム「MARU TEE」

 

第1弾として販売を開始した「MARU TEE」について伺っていきますね。

 

「kamon」のインスピレーション

「MARU TEE」の首あたりに記された紋章のようなマークがかなり印象的でした。
kamon」と表現していますよね?どうしてこのマークを取り入れようと?

 

Tシャツの表のデザインが出来上がった後に裏のデザインを考えていた時に、ポップとは違ったテイストが欲しくて「」を取り入れてみたかったんです。
それも象徴的な。

それで、一つ思い浮かんだのが、着物や和服に使われる「家紋」でした。
大学の卒業式で着る袴を選んだ時にめちゃくちゃ悩んで選んだエピソードを二人で話してて、思い出しまして…。

kotchan さんkotchan さん

 

なるほど、アイデアのインスピレーションも思い出からというわけですか!

 

首元に「kamon」を記した

 

家紋ってすごくないですか?
kotchan さんkotchan さん

 

家紋?すごい?です…?

 

はい(笑)

一つ一つ意味があって、ずっと受け継がれるモノで、「わたし」を意味する一種の表現アイコンだと思ったんです。

しかも、Tシャツに「」のテイストってあまりないじゃないですか?

kotchan さんkotchan さん

 

言われてみたらそうかもしれないですね。

 

「kamon」を作成するために多くのプロトタイプを作成したという

 

だから、それも「わたしたちらしさ」を示すアイコンとして作成してみたんです。
kotchan さんkotchan さん

 

新しい時代の家紋ですね。
家紋に色を加えるということも、家紋を「kamon」と英字表記することも時代の新しさを感じるポイントですね。
僕もこの「kamon」好きです。

 

Tシャツを考える。そのすべてがプロモーション

Instagramを中心にお二人がモデルになって、今回のアイテムのプロモーション活動をしていますよね。

 

このプロモーション、すごく学びが多いんですよ。

写真を撮る前に撮影場所の選定や撮影するときの小道具、そして撮影した写真のコラージュを作るなど、本当に作業が多くて、死ぬほど時間がかかるんです(笑)

でも、それぞれの作業が本当に楽しくて、その作業それぞれがパーツとなって「MARU TEE」というアイテムを作っているんです。

yocchi さんyocchi さん

 

Instagramに投稿されているプロモーションの様子

 

たった1枚のTシャツですが、そのTシャツを届けるために必死に考えて、選んで、楽しくやっている姿をぜひ、見てもらいたいですね。
kotchan さんkotchan さん

 

このインタビュー記事もその一つになれれば幸いです!

 

このプロモーションをするうえで、写真を専門にやっている友人や編集を専門にやっている人、97年生まれの僕さんのように発信を専門にやっている人の知見を借りてやっていると本当に学ぶことが多いです。
そういう人たちを見て、もっと私たちも近づきたいと思いますし、まだまだこの活動をつづけたいと強く思います!
yocchi さんyocchi さん

 

 

Topic3 A WillFUL BOYのこれから

最後にこれからのブランドの活動について伺っていきますね。

 

変化する小さなゴール

創業期を迎えている今、意識していることとか、これからのプランとかはありますか?

 

まず、第一弾のアイテムを通じて「楽しい」「面白い」と感じました。
だからこそデザインする、作る、撮影する、発信するという一連の活動をこれからも楽しみたいです。

ただ、それだけです。

yocchi さんyocchi さん

 

私たちって「何をしたいからこれをする」という考え方よりも「やってみて、これいいな。もっとやってみよう」っていうやってみた感覚でなにかを掴む瞬間がすごい多いんですよ。

留学するときも『何を目的に留学するの?』って聞かれて『行ってみて、やってみて、感じて、気づきたい』という思いでチャレンジしましたし。

なので、『これをします!』っていう明確なプランがないんです。(笑)

kotchan さんkotchan さん

 

斬新すぎます(笑)

 

あ、強いて言うのであれば…
yocchi さんyocchi さん

 

お、あるんですね!

 

レディ・ガガに着てもらうのが目標です。(笑)
yocchi さんyocchi さん

 

…。( ゚Д゚)

 

ってくらい夢は大きく!です。
大きい夢や目標はありますが、目の前にある目標や目的は毎日、毎時、毎分、毎秒変化していっていいと思うんです
yocchi さんyocchi さん

 

だから、今、私たちが想う「これが好き!」「やってみたい!」をモノに、リアルにしていきます。っていう感じですかね。
kotchan さんkotchan さん

 

A WillFUL BOYが届ける「あなた」

では、どんな人にお二人が作ったアイテムを届けていきたいですか?

 

まず、万人受けするアイテムを届ける気はあまりないです。
わたし」は良いと思って、「あなた」は違う。でいいと思ってます。
yocchi さんyocchi さん

 

お二人が先ほど言っていた考えと一致しますね。

 

それでも、私たちの「こういう考え、カタチもあるんだよ?」という問いかけに対して、共感してくださる人たちに注目してほしいと思っています。

共感してくれて「わたし」もこれが好き。と思ってくれる「あなた」に届けたいです。

勉強ができなくて、フィーリングを大切にしている私たちのような「あなた」へ!です(笑)

kotchan さんkotchan さん

 

そのアイテムが「あなた」に届くまで、私たちは妥協せずに納得のいくものを作り続けますし、チャレンジし続けたいと思っています。
yocchi さんyocchi さん

 

本当に楽しみです!

 

新アイテムの予定について

第1弾のアイテムに続いてこの後のアイテムも楽しみなのですが、第2弾はいつ頃を予定していますか?

 

今まさに制作の最終段階で、発表に向けて大詰めです!

2021年10月中には販売したいなと思っています!

yocchi さんyocchi さん

 

じゃあ、また購入しますね。

 

!!
kotchan さんkotchan さん

 

!!
yocchi さんyocchi さん

 

02/07/2022 追記)

A WILLFUL BOYはインタビュー後 “i-record-u”という作品を公開した。

さらにはこれから複数アイテムの発売を目論んでいるという。

今後の二人の活躍から目が離せない。

購入ページ

今回紹介したA WillFUL BOYのアイテムの購入ページは以下のリンクからご覧いただけます。
お二人の思いや今後の展望が楽しみな方はぜひ、こちらをチェックしてください。

公式サイト

公式Instagramのチェックもお忘れなく!

 

最後にお二人から

A WillFUL BOY

 

最後にこの記事を見てくださっている方々へ一言をお願いします!

 

これから先、私たちの感じることを形にして、多くの方に伝えられるようにさらに頑張っていきます!
宜しくお願い致します!
kotchan さんkotchan さん

 

少しでも多くの人に私たちのパッションが刺さるように、日々勉強して頑張っていきます!!!
応援お願いします♡♡
yocchi さんyocchi さん

 

これからも頑張ってくださいね!
インタビューありがとうございました!
ありがとうございました!
kotchan さんkotchan さん
ありがとうございました!
yocchi さんyocchi さん

以上、2021年9月24日 A WillFUL BOY 創設者のkotchanさん、yocchiさんに直接インタビューを行った内容

 

あとがき

今回はじめてインタビュー形式でブログの記事を作成してみた。

お二人の思いや考え方が読んでいる皆さんに届くまでが僕のゴール。

さらにはブランドのInstagram、サイトへ足を運んでもらえるまで至れば、金メダル。

 

たった1時間半のインタビュー時間だったが、僕自身が学び、感じることの多い時間だった。

インタビュー中、お二人が何度も口にしていた

 

納得するまで絶対に出したくない」という言葉。

 

自分たちの手で、自分たちの思いでカタチにする。

何十、百とプロトタイプを作成する。

Tシャツのプリント作業でさえ、二人の手作業で行うくらいの徹底ぷり。

行動から考えていること、話していることすべてが納得のいくものばかりだった。

何よりも、そう語っている姿がカッコよく、羨ましかった。

 

実は僕と創業者のkotchanさんはアルバイト時代の先輩と後輩の関係。

今でも交友関係があり、もはや友達。

僕はアルバイト教育時代や飲みの場で、
「なんでこの作業をするの?」「なんでこれをするの?」と行動の目的や目標をいつも聞いてきた気がする。

しかし、インタビュー内のkotchanさんの一言

 

行ってみて、やってみて、感じて、気づきたい

 

を聞いてハッとした。

人が行動を起こす瞬間は大半の場合、明確で緻密な戦略や理由なんてすぐに出てこない。

 

僕だってそうだ。

「ブログって楽しそうだから」という浅はかな理由で僕もスタートしたし、収益化なんて全く考えていなかった。

しかし、ブログをやることで多くのことを学んで、気づいて、試行錯誤してきた。

やってみて「楽しい」「これもやってみたい」と気づいて行動したときの力はものすごいパワーを持つことがあるし、いつも新しい発見が

あって、それがいつしか楽しい瞬間に変化していることが多い。

お二人のフットワークの軽さと繊細なフィーリングがその「行動することの核」をいち早く気づかせたのだと思う。

少し嫉妬した。

 

 

『事業やビジネスはその人が想っている以上のものにはならない。やっている本人が『これ』と決めたところが天井であり、突き抜けることはない』

という言葉を聞いたことがある。

毎日、毎時、毎分、毎秒とビジョンが変化しているこのブランドは心配いらないと思う。

天井なんてない。

小さなゴールこそがあるが、これから展開されていくアイテムそれぞれにゴールがあり、ブランドそのものをつくり続けることができると思うから。

なんせ何度も修正を繰り返し、サンプルを作り続けた「kamon」も次回作で使うかどうか分からないと言っていたくらい。

 

アイテムごとにゴールがある。

「『kamon』をたくさん集めて新しい何かが生まれたら良いですよね。」なんていう僕からしたらぶっ飛んだ考えだってある。

きっとこのブランド自体にゴールはない。

インタビュアーとしてはお二人の明確なビジョンをドンっと記載してインパクトのある記事・タイトルを書きたいと正直思っていたが、こんなあり方もいいじゃん。

それこそ「やってみよう」と思える1記事となった。

 

最後に、改めてこのブランドのコンセプトを振り返る。

私たちはA WILLFUL BOY。

決められた形や色にはなりたくない。
好きなように形や色を変えていきたい。
大人だけど、そんな自分達のわがままに素直でいたいから。

この想いをモノ=リアルへ。

お二人のわがままさ、誰かの後ろを歩かない、感性豊かで素直な気持ち。

言語化が苦手というハンディキャップに向き合い、あえて想いを「モノ」「カタチ」に変換し、リアルの世界に発信することの表明。

たかが5行、されどこの5行がお二人のすべてであり、A WILLFUL BOYだと感じてほしい。

これからも楽しく、「好き」を体現しながら走り続けて欲しいと切に願う。

そして、このブランドを知った「あなた」にA WILLFUL BOYスピリッツが届いて欲しいと切に願う

お2人、頑張ってね。

P.S)
お二人の勢いがすごく、僕が話す隙すら無かったインタビュー。
最後くらいはブロガーらしく「あとがき」を書いてみた。
僕もプロダクト制作がしたいな。

 


ミニマリスト僕アイコン

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97年生まれの「僕」です。

259個のアイテムと4.5畳部屋で豊かに暮らしているミニマリストブロガーです。
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