【週末さば缶#6】SSK×中村屋 サバカリー麻辣仕立て 150g

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今週も朝から晩まで頑張って働いた。

頑張った自分にご褒美を。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、もうひと頑張り。

重い腰を上げて、買いに行こう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

 

 

この『週末SABA刊』は、日本中の“今週頑張った”を癒すちょっぴり贅沢なさば缶を紹介し、

各々によって変わる“サバ汁”の簡単な〆方まで解説している週刊コラムである。

 

週末さば缶#6|SSK×中村屋 サバカリー麻辣仕立て

さば料理といえば「水煮」や「味噌煮」が一般的だが、「カレー煮」がNextブレイクジャンルとして近年注目が集まってきた。

レシピ検索サイトcookpadで「さば」と検索するとその注目度がわかる。

ひとたび検索してみると「カレー」というジャンルが確立しており、さばカレーパンやさばカレー鍋など公開レシピは様々。数は1600件ほど。

皆、安価な鯖を使ってできる簡単かつ美味しい料理を求めている。

 

しかし、そんなレシピたちを横目に僕たちは手間暇かけずして“本格的”鯖×カレーを楽しめる。

このさば缶さえあれば。

 

週末のSABA表紙#6-80

 

週末SABA刊#6 のテーマは『激戦ジャンル 鯖×カレー』と題して、

サバカリー 本格麻辣仕立て

これを紹介する。

 

本商品は加工食品大手の清水食品株式会社(=SSK)と菓子・レトルトカレーで有名な新宿 中村屋が共同開発で商品化した。

長年の水産缶詰事業で培った“良質な鯖を見抜くプロの目”と、レトルトカレーをはじめミスタードーナツや松屋のカレー関連商品を監修するカレー料理の“成功の請負企業”のタッグとなれば、不発であるはずはない。

とても楽しみである。

しかし、ここはカレーらしく辛口レビューしていくつもり。

 

外缶(観)

 

食欲をそそる、情熱の赤、リーダーの赤。

色々な意味を持つこの色を纏うこのさば缶がスーパーの商品棚の中でも一際存在感を放っていた。

 

この色には「行動を促進する」という効果もある。

その効力を利用するべく商品パッケージデザインの多くは赤色を採用することが多い。

かっぱえびせん、ガーナのチョコ、キットカット、ビスコなど…

ヒット商品・ロングセラー商品にはこの購買促進色の存在は欠かせない。

 

 

パッケージには<サバカリー>の文字。

Googleでこの単語を検索しても本商品以外に<サバカリー>と名乗るレシピや商品はいない。

今のところ“独占”名詞になっている。

 

言うまでもないが、「カリー」は「カレー」を指している。

大衆的な<カレー>とは一味違う演出をするためか、<カリー>と呼んでいるのだろう。

 

 

気になる辛さの表現については、パッケージの裏側下部に記載されていた。

甘い〜辛いを5段階で表現して、本商品の辛さレベルは「」。

麻婆仕立てともあって辛さのレベルも高めの設定。

 

しかし、辛さの表現というのは難しいもので、

そもそも基準とは?となり、結局その表現が伝わらないのが香辛料理の定め。

どんな人にも伝わる基準があれば良いのだが…。

 

中身

 

早速、蓋を開けて中身を見ていこう。

 

 

蓋を開けて思わず発した独り言は

 

え、肉?

 

だった。

まるで牛肉を麻婆炒めにしたような中身。

しかし、よく見ると中身は紛れもなく麻婆風に煮込んだ鯖のカレーで、豆板醤や味噌、炒め玉ねぎの香りがする。

 

 

中身を一度小皿に移すと、あの青い背中が見えてきた。

その背中はラー油、豆板醤で染まった真っ赤なサバ汁に浸ってる。

食べる人のよだれをこれでもかというくらい分泌させてくる。

 

普段であれば、蓋を開けてそのままの状態で食べるのだが、

冷たいカレーはどこかもどかしく、

米のないカレーはさらにもどかしい。

そうとなればサバカリーは加熱し、ご飯を炊き、一緒にいただくとしよう。

 

コンパクトな炊飯器で米を炊く (この炊飯器はこちら)

 

よだれを拭きながら20分ほどじっと待った末、玄米が炊けた。

そして温かい玄米の上にそっとカレーをかけた様子がこちら。

 

 

赤というよりも浅黒いと表現した方が正しいような気もするが、食欲をそそる色には違いない。

加熱したことによって鯖の切り身はほぐれやすく、魚肉の柔らかさが増してる。

 

ちなみに固形量(=切り身の量)は100gと高級さば缶界の中でも少ない部類。

だが、そのハンデをものともしないパンチが、このサバ缶に、このカリーにはある。

 

 

米と鯖。

合わせて食べてるとさらに美味しい。

この商品のアクセントとして印象に残ったのは味噌炒め玉ねぎ

甘い味噌のおかげもあって強烈なイメージをしていた辛さもそこまで厳しいものではなかった。

じっくり炒め、甘みが増した玉ねぎが多めに入っていることもあって甘さも所々感じる。

辛さと甘さのバランスが絶妙である。

そこに脂が乗った鯖が介入してくることでパンチの効いた<カリー>になり、満足度が高まる。

 

そして、難しい辛さの表現だが、

ラー油に七味唐辛子を2振りまぶしたような辛さ。たまにピリッと舌に辛さを感じる程度」と表現しておこう。(あくまでも個人の見解)

 

サバ汁の〆方

 

毎缶(刊)のことになるが、『サバ汁の〆方』と題して鯖の切り身を食べた後に残った汁を使って楽しめる方法を用意している。

今回も例に漏れず紹介していこう。

〆方

 

と思っただが

このサバカリー 、余るサバ汁がない

というのも呑気に美味しいご飯と一緒に食べていたら、サバ汁の活用を失念していた。

それくらい夢中になるくらい美味しい<カリー>であった(とさせてほしい…事実だが….)

 

少し言い訳をすると、

内容量が150g(固形量は100g)と一般的なさば缶に比べて少なめであるため、サバ汁もおのずとと少ないゆえ〆まで楽しめるさば缶とは言えない。

 

ということで、致し方ない(?)が

 

0.5合のお米と最後までカリーを楽しむ

 

これが今回のサバ汁の〆方。

〆方こそないが、<カリー>の味は申し分ないため本当に満足感の高いさば缶だった。

 

 

まとめ:週末さば缶#6|SSK×中村屋 サバカリー麻辣仕立て

 

サバカリーが販売されたのは2021年3月。

販売開始から約年ほど経つ。

各社この最強タックにお手上げ状態なのか目立った『さば×カレー』商品は出ていない。

しかし“独占状態”はいつ、どこの、どんな市場でも危機的な状態でその市場を衰退へと導く。

これを打破するためにも、サバカリーに対抗する商品が出てほしいと願うばかり。

 

今回紹介したサバカリー 本格麻辣仕立てはサバカリーシリーズの一種で、

他に「サバカリー インドカリー仕立て」と呼ばれるココナッツミルクを使ったマイルドなインド風カレー煮もある。

ぜひ、こちらも手にとっていただきたい。

今回紹介した商品と関連商品




 

#6 缶(完)

 


来週もきっと朝から晩まで頑張って働く。

今のうちにご褒美を考えよう。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、

財布が緩いうちに、買っておこう。

”あなただけの” 特別なさば缶 を。

僕は次の週末に向けて“さば缶”を探す旅に出る。

 

 

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