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【週末さば缶#22】千葉産直サービス 焼き塩さば

週末SABA刊#22-80

今週も朝から晩まで頑張って働いた。

頑張った自分にご褒美を。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、もうひと頑張り。

重い腰を上げて、買いに行こう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

この『週末SABA刊』は、日本中の“今週頑張った”を癒すちょっぴり贅沢なさば缶を紹介し、

各々によって変わる“サバ汁”の簡単な〆方まで解説している週刊コラムである。

週末さば缶#22|千葉産直サービス 焼き塩さば

「お、これは」と、少し驚くさば缶に出会った。

タイトルにもある通り今回紹介するのは焼き塩さばのさば缶。

ジャンルとしてはごく普通で、いたって他のさば缶と変わらないようにも思える。

しかし、特別な缶詰に感じるようになる

理にかなった製造工程を踏み、厳選された原材料を使用。それを踏まえて「なるほど、これがこうなるからこうなのか」といったような納得の美味しさを実感できるからこそ。

 

 

週末SABA刊#22 のテーマは『焼き鯖の完成形』。

そこで、

千葉産直サービス 焼き塩さば

を紹介する。

販売元は株式会社 千葉産直サービス。この企業は無添加専門の食品開発・製造・販売を行っており、缶詰製品の他に水産加工品や冷凍惣菜、精肉加工も取り扱っている。

いくつか販売されているさば缶の中から今回は焼き塩さばの缶詰を選択してみた。

燻製やカレー、イタリアン風などのさば缶に比べてインパクトこそはない”焼き塩”だが、冒頭に述べたように特別なさば缶であった。

こだわりの調味料と製造工程を知った上で味わうことで納得感を得られ、他にはない魅力も理解できる。

読んでいる方にもその魅力が伝わるようにこのさば缶を伝えていきたいと思う。

 

外缶(観)

 

白色の下地に朝食を思い起こすような茶碗と汁椀と焼き鯖のイラスト。

ここ最近では珍しくもなくなってきた四角い缶。

インパクトこそないが、安心感をおぼえるパッケージング。

 

 

パッケージ下部に着目してみると、「お茶漬け・おにぎりに」と記されてる。ご飯2膳分のおかず、おにぎりの具12個分の内容量とのこと。

食べ合わせや内容量を紹介してくれると、缶を選ぶ側としても「いつ」「どうやって」をイメージできるので非常に助かる。

 

 

千葉産直サービスのさば缶といえば、なんといっても素材や工程のこだわりが半端じゃないということ。このさば缶も例外なく。

銚子港で水揚げされた旬のサバに、旨味の濃い純米料理酒を一枚一枚ふりかけ、1度直火で焼き上げてから、塩と酒だけで味付。焼き魚特有の美味しさが味わえます。

焼き魚全般に言えることだが、焼く直前に酒をふりかけることで身がふっくらする。加えて、魚特有の臭みも取り除く効果もある。

さらに酒をふりかけたことによって、身の旨味が表面に浮き上がり身全体が「焼き魚味」が変化していく。

 

 

千葉産直サービスのさば缶の良いところはもう1つ。それは原材料や製造工程をかなりクリアに記していること。

それはパッケージ側面に記載されている。

 

鯖に料理酒をふりかけるときは噴射していることや、どんな料理酒を使えば焼き魚の旨味が増すのか、そしてどんな塩を使っているのかを事細かに記載している。

どれも理にかなったことばかり。

焼き前にふりかける料理酒はただかけるのではなく、スプレー状にするのが良いと懐石料理の亭主も言っていた。

ロジカルな工程を踏むことで缶詰の美味しさも変わってくるのだ。

 

 

最後に箱の裏を見ておく。

原材料は先に紹介した調味料だけ。添加物は使用していない。

銚子で穫れる鯖と、厳選した調味料だけでシンプルながらも特別な缶詰はつくられる。

 

中身

 

焼き上がりの焦げ。そして、海老色もしくは麦藁色の旨味たっぷりの身。

2枚におろされた身がそこに詰ってる。

 

 

旨味が身の表面に浮き上がってきたことにより、身に艶が出てる。

調味料に油分を含まないので天然の脂でこのようになってる。

 

 

よく見ると少し粒度の粗い塩が表面にかかってる。写真でも分かる。

海の精」と呼ばれる伊豆の海水100%で作られた粗塩を使っており、塩辛さをもたらす塩化ナトリウムのほかに、甘さ・旨さ・コク・キレを兼ね備えている塩とのこと。

お米、焼き魚にぴったりな塩だという。

 

塩も色んな用途で使い分けが必要な調味料で、その奥は深い。

 

 

米と合わせて食べ合わせるのが正義なのではと思い、玄米を0.5合炊き、その上に鎮座させてみた。

こんな朝食が毎日続けばいいのに。と思ってしまう。

 

おにぎりの具ほどの大きさに身を解き、一口食べてみる。

 

 

塩感はなかなか強め。しかし、くどさを感じることはない。

口にしてからちょうど2秒後、塩気からじわーっと旨味を感じるようになる。さらには焼きで生まれた天然の旨味、特に脂のオイル感は咀嚼を繰り返すことで口いっぱい感じ取れる。

普段漬けや煮などのさば缶を食べているため、シンプルな味付けだけでこれだけ色々なことを感じ取れることに新鮮さをおぼえた。

 

また、焼き上がり後に加える二度目の酒の意味も口の中でよく分かる。

使っている酒は米麹、酒粕を含む純米料理酒だからであると推測。香りが豊かになり、身の旨味がしっかり皮目まで行き届いてくるようになってる。

 

焼きには少し粗めの塩香り高い料理酒は焼きの前後に。

かなり勉強なった。ただの調味料・下処理を侮ってはいけない

 

焼き鯖の、いや、“焼き魚”の完成形だった。

サバ汁の〆方

毎缶(刊)『サバ汁の〆方』と題して鯖の切り身を食べた後に残った汁=サバ汁を使って楽しめるレシピを用意している。

今回のサバ汁はなし。なんせ焼き鯖なので。

ということで今回はこのさば缶にもうひと手間をかけて、さらにこの食事を楽しくしようと想う。

〆方

 

このさば缶をさらには楽しくさせるもうひと手間は「九条ねぎ」を加えること。

 

 

ねぎを多めに取り、缶の中に入れる。

純米料理酒が少しだけ缶の中に入っているのでねぎを浸し、ねぎの食感を和らげる。

写真のように少しテカリつくくらい。

 

 

最後は一口サイズに解した焼き塩さばにそのねぎのせて完成。

ねぎ塩牛タン?かと思ってしまうくらい、缶詰の枠を越えてグレードが上がった気が。

 

食べ合わせるときはネギ:鯖=7:3くらいの割合がちょうど良く、塩味に懲りて来たときには本当におすすめな一品。

ぜひこのさば缶を召し上がる際にはやってみてほしい。

 

まとめ:週末さば缶#22|千葉産直サービス 焼き塩さば

 

焼きには少し粗めの塩、香り高い料理酒は焼きの前後に。焼き魚の基本となるさば缶 千葉産直サービス 焼き塩さば を紹介してきた。どんなさば缶にもない、シンプルながらも奥深い味を楽しむ事ができた。

今回はさば缶をそのまま食したが、パッケージに記載されていたおにぎりやお茶漬けなど食事の”補完”としても活躍できるので購入した際にはぜひ試していただきたい。

 

<あとがき>

6月で雨が降った日の数が少なく、もう夏本番といった気温が全国各地で続いているよう。

体調を崩さないように積極的にさば缶でDHA・EPAを取り入れよう。

今回紹介した商品

 

#22 缶(完)


来週もきっと朝から晩まで頑張って働く。

今のうちにご褒美を考えよう。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、

財布が緩いうちに、買っておこう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

僕は次の週末に向けて“さば缶”を探す旅に出る。

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