【週末さば缶#27】patagonia サントーニャ サバ オリーブオイル漬

「【週末さば缶#27】patagonia サントーニャ サバ オリーブオイル漬」のアイキャッチ画像

 

今週も朝から晩まで頑張って働いた。

頑張った自分にご褒美を。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、もうひと頑張り。

重い腰を上げて、買いに行こう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

 

 

この『週末SABA刊』は、日本中の“今週頑張った”を癒すちょっぴり贅沢なさば缶を紹介し、

各々によって変わる“サバ汁”の簡単な〆方まで解説している週刊コラムである。

週末さば缶#27|patagonia サントーニャ サバ オリーブオイル漬

気づけば8月。

今年は梅雨らしい日が少なく、この夏が長く感じている人も多いかと。

 

夏といえば、なんといってもレジャー

テントを張り、火をおこし、魚・肉を焼く。線香花火で夏夜の涼しさを皆で感じながら過ごす姿は最も夏らしいだろう。

そんなレジャー・アウトドアにゆかりのあるブランドが提供しているさば缶があるのでこの際だからと思い、紹介することにした。

 

週末のSABA表紙#27-80

 

週末のSABA刊#26 のテーマは『アウトドアな鯖』。

patagonia
サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ

を紹介する。

販売元はクライミング、サーフィン、フィッシングなど様々なアウトドアスポーツのギアを取り扱うpatagonia。1960年代からアメリカで始まったこのブランドは、1988年に日本に法人を設立。今ではシティユースのジャケットやハーフパンツ、バッグなどの商品を展開するようになり、日本で最も馴染みのあるアウトドアブランドの1つになった。

 

しかし、ここであなたはきっとこう思うはず。

「patagoniaがどうしてさば缶・食品を?ただのさば缶なのでは?」と。

結論、違う。

ただのさば缶ではなくpatagoniaにしか作れない、patagoniaが作るべき食品・さば缶のカタチ・あるべき姿がある。

それゆえ、ほかのさば缶にはない全く違ったさば缶を提供することとなる。

それらのビジョンをはじめ、海外食品らしい味付け、ぜひやってみたいレシピも合わせてじっくりと紹介できたらと思う。

それでは週末の準備をしよう。

外缶(観)

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_1-80

 

直方体で、外国製ならではのしっかりとした材質の外箱。

パプリカを彷彿とさせるたしかな赤色とその横で泳いでいるサバたちが特徴的だ。

鯖の大きさがそれぞれ違うので、群れをつくった家族なのではないだろうか。

 

この「サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬」シリーズは今回紹介するスパニッシュパプリカの他にレモンケイパー、ローストガーリック、スモークもある。どのパッケージも”パキッ”とした印象の色を採用しているのがとても印象的だ。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ-17出典:patagonia
(写真にはないがスモークは紫色を纏ってる)

 

パッケージに近づいてよく見てみると、一尾一尾の鯖たちは細かいプリントがされていた。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_11-80

 

鯖が獲られる前の姿だから「一尾」ではなく「一匹」と数えるべきだろうか。

これほど鯖のイラストが細かくプリントされているさば缶はなかったので、じっくり見てしまう。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_16-80

 

製造は”スパニッシュパプリカ”と言っているくらいなので、スペイン。

南東にある地中海と北西にある大西洋の海の幸を使って、何年も世界中の人たちを魅了してきた国の人が考える鯖の在り方とは。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_8-80

 

商品名にある「サントーニャ・サバ」の”サントーニャ”は地名。

漁業や缶詰産業で発展した町で、ツナ缶やアンチョビ缶を輸出している。その地域最大の缶詰輸出港だ。

その港に揚げられたたくさんの鯖を火を通した玉ねぎ、赤ピーマン、ガーリック、パプリカで味付けたしたのが本商品。日本国内で販売されるさば缶では類を見ない味付けになっている。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_7-80

 

早速缶を開けて食べ始めようと思って、外箱を開封したが外箱天面のフラップに「More Information Inside」と記されていたので何かと思って外箱を展開してみた。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_10-80

 

すると英字がずらり。

読み込んでみるとサバを倫理的に調達する方法や持続可能な漁業を行うための仕組み、健康被害の低減についてのビジョンが記されていた。

中でも、混獲(操業中に対象としていない魚や海洋生物を意図せずに漁獲してしまうこと)に対する取り組みについては勉強になった。

 

Working from small boats, they fish with hooks and lines, resulting in little to no bycatch. The hooks are baited with bits of red yarn that entice the mackerel into biting, so no live bait is required.

— 個体数の豊かな群れから釣り針と糸のみを使用して捕獲し、混獲がほとんど起こらないにしている。フックはサバを誘惑する赤い糸のかけらを喰い込みやすいので、活餌は必要としない。

 

これらはpatagoniaが環境的・社会的責任をはたすためのプログラムの1つ。

これらを持っているからこそ、patagoniaは衣類・ギアだけにとどまることなく「食」に手を伸ばす必要がある。

持続的可能な海・自然の資源を守るため、欧米諸国が持つビジョンは僕たち日本人も見習っていきたい。

 

中身

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_3-80

 

さて、中身を見ていくとしよう。

オリーブオイルはパプリカ色に染まって、エキゾチックな料理であることは確か。

日本のさば缶の切り身は鯖の腹から背中にかけて刃を入れ、厚みのある切り身を缶に詰めるスタイルが一般的。しかし、海外のさば缶やアンチョビ缶、サーディン、ツナ缶は写真のような細長い切り身にして製造するのが特徴的。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_9-80

 

細長い切り身は鯖の繊維感をしっかりと感じられるところが良さである。

厚みがない分口の中に馴染むまでの時間が短く、脂を含む範囲も少ないため1つ1つの繊維から味を理解しやすくなる。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_5-80

 

オリーブオイルの色が気になったので、一度小皿にオイルだけを丁寧に移して見てみたらこの赤み。

ラー油かな、と思うくらいオリーブオイルの色が変化していた。

少し味見をしてみたが、決して辛かったわけではない。

 

 

細切りにされた切り身の珍しさを感じながら、一口食べてみる。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_6-80

 

食べ始めた瞬間はオリーブオイルとパプリカの風味を詰め込んだ小さなカプセルが「プチッ」と軽く弾けたように風味が口いっぱい広がった。

厚みのある鯖にはない、瞬間的な風味の広がりが特徴的だ

 

味も使っている食材もシンプル、調味料も塩と胡椒だけなのでプレーンな味に感じる。

もしかしたら、感じる人にとっては少し薄味?と感じる人もいるかも知れない。

そんなときには、缶の底に溜まっているみじん切りのパプリカと赤ピーマン、玉ねぎを食べ合わせて味に変化を与えるのがおすすめだ。

炒めによって生まれた甘みとわずかに残る赤ピーマンの苦味を加えた時には一、二段階味が変わって感じる。

 

これが「エキゾチックな風味」なのだということを学べた、そんなさば缶だった。

サバ汁の〆方

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_2-80

 

毎缶(刊)『サバ汁の〆方』と題して鯖の切り身を食べた後に残った汁=サバ汁を使って楽しめるレシピを用意している。

今回はパプリカカラーに染まったサバ汁と半分残しておいた切り身を使ったレシピを紹介しようと思う。

キャンプでもできるような即興レシピであるから、屋内外問わずぜひ実践してみてほしい。

 

 

〆方

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_4-80

 

使うのはパスタ。それと

たったこれだけ。

 

パスタのパッケージ記されている通りに、パスタを茹でる。

その間は下の写真のように、残しておいたサバの切り身を細かく解いておく。

細身の切り身は筋がきれいに整っているので解きやすい。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_12-80

 

茹で終わったパスタのそのまま皿にのせ、解しておいた鯖と缶の中にあったものすべてを取り出してパスタの上にのせる。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_13-80

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_14-80

 

上から少しだけ、塩をまぶしたら「スパニッシュ マカレル パスタ」の完成。

 

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_15-80

 

缶の中にはみじん切りのパプリカ、玉ねぎ、赤ピーマンが入っているし、オリーブオイルもそのまま有効利用できる。パスタを作るには必要十分な具材だといえるだろう。

熱々のパスタと食べ合わせることで、より一層この缶詰の存在が引き立つようになる。

バジルなどのハーブをのせると高貴な気分にもなれるだろう。

 

パスタを茹でるくらいの調理工程しかないので、調理環境が十分ではないキャンプなどでもできるようなレシピだと思う。ぜひやってみてほしい。

まとめ:週末さば缶#27|patagonia サントーニャ サバ オリーブオイル漬

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ-80

 

今回はアウトドアブランド patagoniaから販売されている「サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ」を紹介した。

オリーブオイルとパプリカの風味が食べ始めた瞬間に口いっぱいに広がり、日本で製造されるさば缶にはない異国風かつプレーンな味付けがとても印象的だった。

これからキャンプシーズンに入り、家庭では手を出さない食品・食材を持ち合わせようと考えている人はぜひこの機会に本缶詰含め、「サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬」シリーズを手にとってほしいと思う。

 

 

今回紹介したさば缶

週刊さば缶_パタゴニア_サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ_18-80

 

<あとがき>

連日30℃近い気温で身体が思うに動けない日が続いています。

しかし、さば缶を食べる時にはなぜか涼しい気持ちになります。

意識を味覚だけに研ぎ澄ませているから暑さという感覚はなくなるのでしょうか。

 

週末のSABA表紙#27-80

#27 缶(完)


来週もきっと朝から晩まで頑張って働く。

今のうちにご褒美を考えよう。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、

財布が緩いうちに、買っておこう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

僕は次の週末に向けて“さば缶”を探す旅に出る。

週末のさば缶

 

バックナンバー

週末のSABA表紙#26-80

週末さば缶#26
赤から監修 赤からさば

週末のSABA表紙#25

週末さば缶#25
若廣 サバスチャン〈ガーリック〉