09/07/2022
今日からなんとテレワーク。
僕が本社出社するメリット/デメリットとテレワークで働くことの意義を整理し、打診した上で、
「テレワークに切り替えます」
「承知です」
となった。
約2週間出社した日々。昼休憩や運動することにも意味があったが、今の僕には優先順位がそれほど高くないワークスタイルだった。
てなわけで、
今日はいつもよりも30分長めに睡眠時間をとり、一日が始まった。
在宅であれば、スムージーが飲めるし、おしくらまんじゅうすることなく本を読める、勉強ができる。
「歩くこと」を手放して、食/睡眠を最適化、ストレスを最小に、自由/学びを最大に。
部屋を手放すまであと1ヶ月と1週間。
同居人の所有物が9.5割を占めるこの部屋の中で、僕もモノの手放し作業をしている。
アドレスホッパーをするにあたって、ある程度モノの個数を減らさないといけないからだ。
その中でも、「本の所有数」の見直しが必要になってる。
意外と重いし、かさばる。せいぜい3冊だな。と厳選するために今改めて持っている本を読み返してる。
今の本棚。
次に手に取る本のビジュアルがなんとなく予想できてしまう単純さ。 pic.twitter.com/T48rHDVlmL— 97年生まれの僕はミニマリスト|編集長&ブロガー (@97boku_blog) September 4, 2022
僕が残している本の大半はエッセイや名言・思考のオムニバス的な本ばかりで、断片的に読み返しても問題ない本ばかり。
これは個人的に「本の所有術」の1つだと思ってる。
小説や新書は結局は通しで読まないと全体を理解できないモノが多くて、その事実を知っているからこそ読み返す気がなくなる。
一方で、エッセイなどは一節を読み返すだけでも気分が変化したり、改めて気付かされることがあったりとするので読み返したいと思うようになる。
だからこそ、「読み返す本 → 断片的に読める本 → エッセイ・名言/思考のオムニバス本」という考えのもと僕のBook Bagにはそういう本が保管されてる。
そんなこんなで、ミニマリストしぶさんの本を読み返したとき、
「ミニマルアート/ミニマルデザイン の違いはなにか?」
ということを考えた。
本に限らずしぶさんが発信する時、注意深く聞き入るとしぶさんはこの2つの単語を使い分けてる。
しかし、明確にこれらを定義しているシーンはなかった気がするので自分で考えたくなった次第。
まず、
僕が考えるにアートとデザインの違いは
「主張か、それとも利他的手段か」
だと思っている。「自身を示すための手段であるか」/「他人を満足させるための手段か」だと。
例えば、“アートムーブメント”。
「僕はこんな絵が描きたい!」と多くの画家が自らの思想を主張することが流行ったり。
風景がメインだったルネサンスの時代を経て、「幾何学的な作品を作りたい!」と言い出したモンドリアンの変態的作品も。自己主張 の1つ。まぁ、見るからにアート。
また、
建築界で“ミニマリズム”という言葉が生まれた背景も「いかに柱を少なくして建物を成立させられるか」というエゴ・思想合戦。
建築家たちの自己主張の一環で、工学的な観点を少し逸脱した芸術思想だと思ってる。
コンポジション (モンドリアン) @NY
一方の“デザイン”。
僕たち日本人は“デザイン”を一見芸術的な観点を指しているかのように思ってしまうが、芸術への感性が豊かな国の人々はそうは捉えていない。
カレーを食ベるためのスプーンにしろ、毎日ポチポチしているキーボードの配列にしろ、机の高さ、椅子の座り心地などの「使いやすさ」「馴染みやすさ」を意識して作られたモノ、かつ使う人を魅了するモノを“デザインされたモノ”と呼んだりする。
また、AppleのiPhoneは外観が美しいプロダクトで「ミニマルデザイン」の象徴と思われがちだが、必要最低限のアクションと手順、かつ説明書の要らないスマートフォンであることに「ミニマルデザイン」だと称賛されるべきであって、その“ミニマル”はハードではなく、ソフトな観点なはず。
「アート」を生むのは芸術家。
「デザイン」という言葉を使うのは技術者、エンジニア。
artistic、一方はEngineering。
そして、
「ミニマルアート/ミニマルデザイン の違いはなにか?」について。
ミニマリスト しぶさんで噛み砕くのであれば、彼の部屋は「必要最低限のモノで暮らせるよ?」の主張であって彼自身、また部屋自体がミニマルアート。新しく作品を作っているわけではなく、もともと存在しているモノ・人がアートであるからこそミニマルなアートであると。
そして、「モノを減らすと暮らしの導線が広くなり、活動するためにはこの余白があると居心地が良い」というミニマルデザインがなされた部屋で生活している。
と、いった具合に噛み砕いていけばしっくりくるな。
—
なぜ、僕がブログのトップにアインシュタインの画像を載せたのか。
彼もミニマリズムを体現している人の一人かも。
そう思ったから。
これについては、今度また書くことにしよっと。
今日は少し長く日記を書きすぎた。
09/07/2022

彼自身で設けた謎のアート(2014 @ウルム)

E=mc2 なんてめちゃくちゃ簡潔(ミニマル?)な式で世界を変えてるのは最高にイカしてる(2014 @ウルム)
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