所有コストで味覚を練る。モノを循環する。|2022/9/3 日記

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09/03/2022

この週末は少しだけ蒸し暑くなるらしい。

気温が28,29度ほどで、居心地の悪い湿気が溜まった日々になるのだという。

 

そんな週末は捨て活でもして心を豊かにしよう。

同居人が渡航前の準備の一環で、服を売りに行くというのでそのお手伝いをすることに。

また、僕自身も久々に所有物を整理しようと、普段開かないスツールや防災バッグの中身などを見直した。

防災バッグから SONY ハンディーポータブルラジオ を取り出し、FM916にダイヤルを合わせて作業開始。

スピーカーからは若干のノイズを含む音声が聴こえてきて、スマホでラジオを聴くよりも趣深いなと感じた。

 

 

 

同居人が買取に出すことになった古着はエコバッグ2.5袋分くらいになり、それを持って急行電車でセカンドストリートへ向かう。

店に到着し、買取依頼を済ませ、待ちの間店内をうろついていると50代の女性がブランドバッグが入っているだろう紙袋を持ってカウンターにやってきた。

「これを売りたいのですが」

「すぐに査定できるので、こちらでお待ち下さい」

実際の査定金額こそはわからなかったが、どうやら高値で売れたらしい。

その女性はその後にすぐにブランド品が並ぶショーケースへ向かう。

どうやら、売ったその買取金で新しいバッグを手に入れるようだ。

妙におしゃれな服装をしているなと思って見ていたが、ブランドバッグと自分の姿を鏡に合わせるための準備だったのか。

とその時に分かった。

この女性は「所有は飽きる」という僕ら人間の特性をよく知っているのだと思う。

飽きてしまうまでバッグ①を所有して飽き次第、高値で売れる状態でそのバッグを売りに出す。その売値でバッグ②を買う。そんなサイクルをしているのだろう。

「今週2個も買ってしまったわ」

なんて店員さんへ伝えていたから、きっと頻繁にモノの循環作業をしているんだろう。

いつだって人間観察は学びが多い。

 

 

午後になり、昼ごはんを食べることにした。

今日の昼処は小田急線沿線 新百合ヶ丘駅にある「生姜料理 しょうが」。

店名の通り生姜を使った料理がメインで、グルメサイトでも人気のあるお店の1つ。

僕らが着たときにすでに5,6組は外で待機していた。

その店で僕が選んだのは「とんきこ 生姜ガーリック焼き」の定食で、これが美味い。

 

とんきこ 生姜ガーリック焼き

 

すりおろし生姜と刻みにんにく、醤油ベースのソースで煮込まれた厚切りの豚肉はトロトロに仕上がって、箸でも簡単に解けるほど。普段豚肉を食べる機会がないからこそ、より一層美味しく感じた。

また、+1でお惣菜がつく。

店の黒板に書かれたバラエティ豊かなお惣菜から選択でき、僕は「竹の子とひき肉の生姜トマト煮込み」をチョイスした。他にも、「アボカドとサーモンのポキ」やパパイヤを使ったサラダなど色々な惣菜をいただける。

惣菜は10種類以上から選択できる

さらに、生姜ご飯、漬物、サラダ、味噌汁のおかわりは無料、生卵が付いてくるので〆の卵かけご飯も楽しめる。

これで1,100円。個人的には安く感じた。

注意点は予約しないとかなり並ぶということ。事前予約をおすすめする。

 

 

買取金で食べる飯はうまかった。

モノを手放し、味覚を練る。

モノへの“飽き”を理解して、常にモノの循環を考える

所有ではなく、代替不可な知見・経験を手にするのだ。

09/03/2022

 

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