【週末さば缶#9】強健サバ缶(さば油漬け)アマニ油入り

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今週も朝から晩まで頑張って働いた。

頑張った自分にご褒美を。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、もうひと頑張り。

重い腰を上げて、買いに行こう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

 

 

この『週末SABA刊』は、日本中の“今週頑張った”を癒すちょっぴり贅沢なさば缶を紹介し、

各々によって変わる“サバ汁”の簡単な〆方まで解説している週刊コラムである。

週末さば缶#9|強健サバ缶(さば油漬け)アマニ油入り

街の緑の色づきが日々刻々増している。

もう、だ。

出会いと別れの春、旅立ちの春、心機一転の春。

春は人々によっていろいろな捉えようがあるだろう。

 

色々な春の中でも、健康を意識し始めるのも春だ。

意識的に運動を始める人が多く、さまざまな健康グッズが盛んに販売されるのも春である。

健康的な食も忘れずに意識していきたいところ。

もちろん、本コラムの主役であるさば缶で。

さば缶はEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富な健康食として有名だが、そんなさば缶の中でも“健康エリート”がいる。

今回は「健康の春」に向けてそいつ・・・を紹介するとしよう。

 

 

週末SABA刊#9  今回の主役は、

強健サバ缶(さば油漬け)アマニ油入り

これで優雅な週末を迎えてもらおう。

 

販売元は福井県 日本海若狭小浜で鯖の缶詰を中心に加工食品を販売している福井缶詰創業80年の老舗メーカーだ。

本商品は鯖のオイル漬けの部類に入るのだが、ただのそれとは違う。アマニオイルを使用していることが最大の特徴だ。

アマニオイルについて馴染みのない人もいるかと思うので、このオイルについても本記事でしっかり解説していこう。

 

また、僕は「福井×鯖」と聞いて「?」となっている。

それも、日本の鯖類の漁獲量が多い順に10都道府県ほどを並べても福井県は存在しないからだ。(※ちなみに、1)長崎、2)茨城、3)三重 (2019年調査)

そんな福井県の缶詰メーカーがなぜさば缶を?鯖に縁(ゆかり)はあるのか?

その疑問を解決するべく、調べてみるとしっかりと縁があった。その詳細も紹介していく。

 

第9回の週末SABA刊もいろんな発見がありそうだ。

さば缶のあれこれを知る喜びを感じながら、この週末も楽しもう。

 

外缶(観)

まずは、外缶(観)

なんといっても注目したいのは、このパッケージ。

外箱にはユニークなコラージュイラスト。その上には「強健サバ缶」と記されている。

拡大してよく見てみよう。

 

タキシードを纏った鯖が上を向いている

この“人”にはちゃんとした名前が付いており、その名は「サバァマニ男爵」。この商品のアイコンを担っている。

このサバァマニ男爵は福井県の高校生が考案した人物で、「他のさば缶とは一味も二味も違うことを印象付けるため」とタキシード着せたのだそう。モノクロ写真で作ったコラージュイラストがユニークだ。このユニークなイラストに惹かれて本商品を僕のように手に取る人もきっと多いだろう。

 

その男爵の手には黄色い種、これがアマニである。

アマニは紫色あるいは白色の花を咲かせるアマ(亜麻)という花の種子を指す。この種子から採れる油(=アマニオイル)の栄養価が高く、近年「スーパーフード」として注目を集めている。

実は注目が集まる前から僕たちには馴染みのある植物であり、その茎の繊維からは麻布(リネン、リンネル)といった生地が作られ、衣服等でお世話になっているはず。

アマニオイルは弱っている現代人が不足がちなオメガ3脂肪酸、食物繊維、たんぱく質、アマニリグナンなどを豊富に含んでおり、この栄養価の高いオイルと鯖が合わさることで“ただの”健康的なさば缶ではなく、“強い”健康なさば缶になるというわけだ。

 

 

その魅力はパッケージでしっかりアピールされている。

鯖とアマニ油がかけ合わさることで、11.7gのオメガ3脂肪酸が摂取できると記されている。

この数値だどれだけすごいことかわからない人のために説明しておくと、一般的な鯖の水煮のオメガ3脂肪酸の量は100gあたり2g程度なので、約6倍。

2、3倍なんてもんじゃない。6倍だ。

他と圧倒的な差をつけて勝るからこそ“エリート”なのだ。

 

 

パッケージの反対側には「召し上がり方」が書いていた。

まず、そのままで食べる。そして、アマニ油を使ってサラダやパスタにかける。これがおすすめの食べ方のようだ。

今回はこの食べ方にならって美味しく召し上がりたいと思う。

 

 

中身

 

透明な油面から鯖の切り身が見える。

 

内容総量90g、固形量(=鯖の切り身の重量)が70gと一般的なさば缶に比べるとその容量は少ない。

しかし、使っている鯖に妥協はない。

本商品はノルウェー産の鯖を使用している。それもただのノルウェー産の鯖ではなく、9月~10月にかけて1年で一番脂の乗る時期に漁獲され、その中で400g~600g、体脂肪率30%前後の2歳以上の良質なサバを厳選しているのだという。

日本の有名鯖で例えるのであれば「金華さば」くらい厳しい選定基準で、そのボーダーは多く、細かい。

 

ちなみに、9〜10月にかけて鯖が美味しくなる所以は夏の産卵を終えて脂身が増す時期だからだ。

一年中獲れる鯖にもさまざまな食材と同じように、“美味しくいただける時期”がある。

覚えておいて損はないだろう。

 

週刊さば缶16

 

アマニオイルに浸った鯖の切り身が美しい。鯖の脂質もオイルに混じって浮いている。

普段食べる水煮だと少し白濁しているので、これほど綺麗に鯖の切り身が見えることがない。

新鮮な気分だ。

 

週刊さば缶13

 

早速、一口食べてみる。

オイル漬けの特徴である身の柔らかさ。口に運んでからコンマ秒で身の繊維が解けるといった印象だ。

オイル漬けは下処理で熱を過度に加えない分、鯖の身の柔らかさがしっかり残る。オイルに漬けることによって柔らかさが増すのだ。

 

肝心なアマニオイルは嫌な香りやクセがないので、鯖の味をしっかり味わえるようになっている。

また、少量の塩が含んでいるのでオイリーな味には欠かせない塩味で若干の物足りなさを補っている。

 

アマニオイルと塩。この2条件だけでこれほど満足度の高いさば缶が出来上がるのは本当に魅力的だ。

 

週刊さば缶11

 

パッケージ記載されていたサラダとアマニオイルの組み合わせを実践してみる。

イタリアンサラダに酸味が物足りなかったので、トマトを添えてみた。

 

週刊さば缶10

 

味気ないサラダにグッと高級感が増した。

イタリアンドレッシングでは味が濃い、フレンチドレッシングだと酸味が増しすぎる、胡麻ドレッシングだと重量感が増してしまい野菜の味がしない。

そんな懸念がある時に、このようにアマニオイルと少量の塩を添えていただくのが丁度良さそうだ。

 

週刊さば缶9

 

もちろん、鯖の切り身をサラダに加えて召し上がるのもよいアイデア。

余裕があれば、小さく解き、フレーク状にするとサラダに華やかさが増すと思う。

 

サバ汁の〆方

毎缶(刊)『サバ汁の〆方』と題して鯖の切り身を食べた後に残った汁=サバ汁を使って楽しめるレシピを用意している。

本缶のサバ汁はもちろんこのアマニオイルがメインになるワケだ。

 

今回はスーパーのあるコーナーでいつも手にとってしまう“あれ”で〆る。

〆方

週刊さば缶6

 

今回のサバ汁と一緒に〆を共にするのは、「塩パン」。

スーパーのパンコーナーの中でも、控えめに販売されているこの塩パンもこのサバ汁と組み合わると“飛んでしまう”くらい美味だ。

 

週刊さば缶7

 

塩パンを割ってみると、空洞がある。

これは成型時棒状のバターを巻いていた跡なのだが、そこに鯖の切り身を詰め込む。

そうともすれば、あとは大きな口を開けてかぶりつく。

これがとっておきの贅沢。

「かぶりつく」という言葉、描写からどこかジャンキーなフードを食べているようだが、食べているのは鯖が詰まったパン。

その味付けはアマニオイルと塩とシンプルで、むしろヘルシー。

 

パンにオイルをかけるレシピはバケットやトーストしたパンなど食感があるパンを選定しがちだが、塩パン(=バターロール)のような生地の柔らかいパンとオイリーを楽しむのもありだ。

塩パンの所々についている角塩オイルの相性がたまらないという補足もしておこう。

 

週刊さば缶8

 

鯖の切り身がなくなったら、一滴残らずアマニオイルを“ディップ”して最後の最後まで楽しむ。

やっていることに背徳感を感じるが、内容はヘルシーだ。と自分に言い聞かせてほしい。誰も悪くない。

※ちなみに、塩パンが美味しいスーパーは「LIFE」

 

まとめ:週末さば缶#9|強健サバ缶(さば油漬け)アマニ油入り

記事の冒頭で「福井=鯖」の関係性はあるのか?という違和感について触れていた。

最後にこれについて解説して終えるとしよう。

 

この缶詰を販売している福井缶詰は日本海に面した福井県  若狭小浜という場所で製造している。

この若狭小浜は朝廷(京都)に食料を献上する御食国(みけつくに)としての役割を担っていた歴史があり、その当時、献上物として日本海側で獲れた海産物を北や南から集め、京都に運搬していた。

その海産物の中でも、のちに若狭街道(若狭と京都を結ぶ街道)が「鯖街道」と呼ばれるようになるほど盛んに「鯖」を献上していたのだという。

福井と鯖がこのようにつながるわけだ。

京のハレの料理「鯖ずし」なんかは“若狭湾で獲れた鯖に一塩し、一晩かけて京都に運ぶとちょうど良い味になった”という発見が背景として生まれ、今日まで祭り料理やちょっとした贅沢品として親しまれている。

このように歴史を知ると“食の深み”が増す。そして、豊かな気持ちになれる。

鯖街道:若狭国などの周辺地域と京都を結ぶ街道の総称(黒線が街道を示す)
引用元:福井県HP

 

今回も小さなさば缶たった一つで色々な学びがあった。

作り手の背景や思い、歴史を知ることで豊かになれた気がしたのは僕だけではないだろう。

 

緑が色づいてきた今日この頃、待ち遠しい春に向けて健康な体づくりをこのさば缶で成し遂げよう。

 

週末のSABA表紙#9

#9 缶(完)


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来週もきっと朝から晩まで頑張って働く。

今のうちにご褒美を考えよう。

ちょぴり贅沢な美味しい一品を用意しよう。

そうとなったら、

財布が緩いうちに、買っておこう。

“あなただけの” 特別なさば缶 を。

僕は次の週末に向けて“さば缶”を探す旅に出る。

週末のさば缶

 

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