水打つ「谷」の日|2022/8/11 日記

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08/11/2022

起床は8:00。

6:30には目が覚めていたけど、身体が少し重かったので目をつぶったまま横になっていた。

流石に起き上がって今日やるべきことを消費しなきゃと思い、まずはストレッチをして、歯を磨き、水を2杯飲んだ。

すると、どこからか行動力がみなぎってきた。

 

今日は山の日、仕事は休み。

このみなぎった力を活かして、たまには「住」のメンテナンスをしようと普段なかなか手を出さない玄関の清掃をした。

細かい砂埃を掃いて、小さなクリーナーでシューズボックスや玄関の隙間、傘の汚れも取った。

とにかく細かく。モノ・コトは細部に宿る。

これからは部屋の入口から良い機運がやってくると願う。

 

クリーナー

 

掃除を終えて窓ガラスを網戸にすり替え、部屋へ空気を取り込む。

その時ある日常を思い出した。

平日の7時台、白いワンピースを纏い、バケットハットを被った近所の奥さんがホース使って庭いっぱいの植物に水をやる姿。

映画の1シーンかのようだなと。

その人の身体の周りにエフェクトがかかったかのようでいつも見惚れる。

それを思い出し、次はひらめいた。

「そうだ、たくさんの花木はこの部屋にはないけれど“打ち水”をすることで部屋に入る空気も少しは冷たくなるのでは?」と。

さっそくスムージーを作っていた同居人にこのひらめきを投げかけ、やってみようということに。

バケツ2杯分の水を用意し、ベランダに撒き散らして効果測定をした。

ベランダが影になっていた8時頃はとても涼しい風が部屋に入ってきたけど、9時台の陽がベランダに差し込む頃にはもうカラカラの床になった。気化したことでむしろ湿度の高い空気が入ってきた気が。

夏らしい、休日らしい、発見のある一日のスタートだった。

 

打ち水で始まる朝

 

昼は近くの美味しいパン屋でそれぞれ好きなパンを買い、シェアしようということに。

焼きたてのパンをゲットできるようにと、10:30オープンの前から店の前で待機する。

暑い中、近くのスーパーで買ったアイスコーヒーを飲みながら20分。

住宅の展示場で営業をやっている人を観察したり、マンションで洗濯物を干している人の話や、この街の自然の話、あのパン屋もいってみたいなんてことを話しているとあっという間の20分だった。

営業の人を見てキャリアについて話すこともあるし、ヘーベルハウスの家はどうだとか、賃貸派か持ち家派か、部屋のバジルが最近元気になったなとか、アンチョビが入ったパンが世界一だよな。とか、見たものに関連して話を広げるコミュニケーションがとても面白かった。

 

この夏はもっぱらこのスタイルで散歩、買い物にいったり。

 

13時過ぎにはパンを食べ終え、15時からオンライン打ち合わせ。

40分ほど時間をかけて僕の人となり、ミニマリストになった背景・行動指針をインタビュー形式で根掘り葉掘りヒアリングされる時間だった。

自分がミニマリストという生き方をしていることを話そうにも、あまりにも抽象的なムーブメント、かつ人々の匙加減でイメージが決まってしまう生き方なので伝えることがやはり難しい。

これまでミニマリスト関連記事だけでも100記事以上作成している僕も「ミニマリストとは?」の記事作成を拒むくらいこの生き方の前提から目的を伝えることは難題だと思ってる。

それと、普段は「文字」という道具を使って発信活動をしている身として「対談」は難しい。

 

16時に打ち合わせを終え、痛感した。

未熟すぎる。

ただ、やるべきことが明確になった。

 

「山」に登る準備はできておらず、「谷」のベースキャンプで呑気に暮らしていたのだと思う。

「山の日」は「”谷(にいることを痛感させられるため)”の日」だった。

 

夕方散歩をした時の空。
夕日色に色づかく雲もあれば、そうならない雲もあるのか、と。

こんな日は酒を飲むことくらいしかないだろう。

08/11/2022

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