「寝袋生活どうだった?」「意外にいけるね」 (出発まで残り1日)|2022/10/18 日記

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10/18/2022

今日は部屋の退去日。

午前中のうちに実家に送るモノをダンボールに詰めてヤマトで配送、14時にWi-Fiの撤去作業、17時から退去の立ち会い。18時くらいには東京駅近くのホテルへ移動し、2人別々の部屋で寝泊まりをする。

これが出発1日前の予定。

起床は7:00。

朝早く起きて、ゴミ置き場へ最後のゴミを運ぶ必要があった。

軽く部屋の掃除をして、それに必要だった雑巾やスポンジを袋に詰めてゴミ出しをする。

「どうか、問題なくゴミが回収されますように(意味深)

ゴミ出しを終えてから配送するモノをダンボールに詰めて梱包する。

その中には寝袋も。

僕はもう3年ほど寝袋生活をしていてまったく新鮮みのない寝袋睡眠だったが、姉はマットレスを手放してから3日間ほど寝袋生活を強いられた。

小学校以来の寝袋睡眠だったそうだ。

僕)「寝袋生活はどうだった?」

姉)「意外にいけるね」

僕)「でしょ?“意外”に」

僕が寝袋生活を3年近く続けられる理由を少しはわかってくれたと思う。

僕が寝袋を2つ持っていなかったら、あなたは今日を迎えられず、凍え死にしていただろう。

感謝せよ。

その後は予定どおり事は進み、Wi-Fiの撤去作業も、退去の立会いも終えた。

そして、明らかに海外へいくのだろう、かつ長期的に滞在だろうと推測できる男女2名は豊かな街の交差点を渡り、駅へ向かう。

駅に向かうまで長い坂があり、そこで疲弊してしまうも、なんとか持ちこたえ、電車に乗り込んだ。

東京駅近くのホテルまで1時間と数分。やっとのことで到着した僕たちは完全に疲れ切っていた。

アウトドア用のリュックを背負っていたので肩の痛みはそれほどでもなかったが、25kgのスーツケースと15kgの47Lトートバッグを抱えながらメトロの出入り口を歩いていたりして、もう身体がバキバキだった。

ホテルのチェックインを済ませて明日の打ち合わせ、搭乗の前日チェックイン、座席指定を終えて最後の晩餐へ。

姉にとって最後の日本食は「おでん」

酒を飲んで、少し時間が経った頃真剣な話をいくつかした。

海外滞在中の仕事はどうするのかとか、僕にとって「職」とはとか、今やっていることのトリガーはどんなものだとか、これからどんなことに注意して生活していけばいいのかなど。

プライドもクソもないし、取り繕うこともない関係だからこそ話せる事がたくさんあったし、いろいろ教わった。

ここ最近、姉をポンコツっぽく記していたが、そんなことは一切なく、優秀で、尊敬できる姉である。

僕は幸せな家族に恵まれてる。

家族が遠く行くことをきっかけにそう思うのは少し情けないけど、きっとこれも何かの導きだと思う。

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「最後に和光の前で写真でも撮ったら?」「和光?なにそれ」やっぱりポンコツだったのかもしれない

ホテルに戻り、一杯サービスされる「夜鳴きそば」を注文して2人で食べた。

7月上旬から昨日までの約3ヶ月間の同居生活でジャンキーな食事はなかったので、深夜に炭水化物を摂取しているこの背徳感が新鮮だった。

姉)「最後はハーゲンダッツだな」

僕)「いくかあ」

コンビニへ行く。

僕はまだ日本に残るというのに、なぜか高級スイーツを食べる。

しかも、なぜかごちそうしている。

まあ、最後だしいいだろう。

そして、いま。

大浴場で湯に浸かり、サウナに入ってきた。

あとは、ふかふかのベッドの上で寝るだけ。

久々に生きている心地がしそうだ。

僕は明日18時の便で新千歳へ向かう。

姉はその数時間後の便でドーハへ向かい、乗り換えでシャルル・ド・ゴールへ向かう。

乗り換えも、中東も、トランジットも、長時間フライトも、入国審査もはじめての姉。

いろいろと不安なことがいっぱいだと思うが、頑張ってほしい。

パリで待機している旦那さんへいいパスを送れるよう、僕は明日最後のサポーターを努めよう。

そして、来る日。

この数日間分のコンサルティングフィーを請求しよう。

おやすみなさい。

10/18/2022

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ひ、久々のデスク、、、

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